「逆セクハラが、今、問題になっています」

「逆セクハラ、何とか解決のヒントをお願いします。」
とは、お客様である企業の総務部長様から。

私「部長、逆セクハラって、何ですか?」
部長「だから、逆セクハラですよ。知りません?」
私「もしかして、女性の社員さんが?」
部長「そう、それ!」

総務部長の言いたい事は分かりますが、「逆」はありません。女性から男性へも、「セクシュアルハラスメント=普通のセクハラ」です。男性から女性だけではなく、同性同士でも。

部長「ベテランの女性スタッフが、若い男性スタッフに色々言うてるんですわ。若いヤツは、チョットしたことで、相談窓口に駆け込んでくるで。困りますわ。」
私「どんな?」
部長「彼女いるんかとか、彼女いるならいつ結婚するとか。結婚してたら、子供はいるとかいないとか。いなければ、またそれはそれで…。」
私「通常のセクハラですね。でも、まずは部長からその女性スタッフさんに声掛けてもらえません?」

総務部長には、その当日ベテランの女性スタッフさんと話し合いの場を持ってもらいました。若手の男性スタッフがそのように思っていること、セクハラに該当するとは思っていなかったこと、コミュニケーションの手段として分かりやすいことを言っていたこと、そのような事が返ってきたそうです。

男性が「する側」、女性が「される側」では決してありません。

今回は、女性スタッフさんが理解を示してくれたので、ここのところ、控えめになったそうです。もっとも、「セクハラ研修」は数年前に1度したきり。全社員対象にした方が良いとアドバイスをしましたが、総務部長以外の部長クラスの理解は、今○つですので。

コンサルタントとしては、総務部長にアドバイスをしただけ、総務部長さんが優しく指摘した、たったそれだけでした。
「規則、ルール」だけでは、解決できません。


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