良い社会保険労務士、悪い社会保険労務士
人事労務のアドバイスを受けることができるのは、当研究所のようなコンサルタントだけでなく、士業と言われる社会保険労務士からも受けることができます。
社会保険労務士は、国家資格ですので、ある一定ラインの能力・知識が担保されているので、依頼するお客様にとっては、安心できることでしょう。
しかし、一言で言うと「ハードルが低い分、個人毎の差が激しい」。
社会保険労務士さんを顧問先生にする時、「相性、フィーリング」で選ぶ企業様が多いのですが、まともなアドバイスを受けるなら、一考の余地があります。
知り合いの、某社会保険労務士先生、従業員数50名程度の会社の顧問社会保険労務士として契約したんだそうです。で、その社会保険労務士さんと雑談をしていて聞かされたこと、「社長に嫌われてはいけないので、言わないこと(アドバイス)も多いですね。」。
私たちコンサルタントもお客様有っての商売なので理解できますが、この話しが、典型的だと思います。
私が考える、「良い社会保険労務士」とは?
- 法改正の情報を、定期的にお知らせしている
- 違反している指摘ではなく、改善提案ができる
- 第三者としての立場を理解している
(役員さん、従業員さんが言いにくいことを、言える) - 社会保険労務士としての常識を備えている
(例えば、労働基準法の通達集を持っているのか) - 知識の仕入れ意識、コンプライアンス意識がある
(例えば、社労士会の研修を受けている、社労士ができないことを分かっている)
依頼されている社会保険労務士の先生、研修を受けていますか?
自分自身で勉強しているから不要、そう思う社会保険労務士もいるでしょうが、自分と違った考え、着想は、勉強だけではなかなか入手できませんから。社労士会の研修を年に3回も受けていないようでは、問題ですね。
手続きだけを社会保険労務士に依頼しているのであれば、そんなに大きな差は有りませんが、「相談、アドバイス」を受けるために社会保険労務士と顧問契約しているのなら、よく考えてみましょう。
株式会社 戦略人事研究所
社会保険労務士事務所を併設しています
大阪社労士事務所 http://www.osaka-sr.jp/