通信経路の暗号化、カッコイイでしょ

今、お客様から送付されたマイナンバーに関する取扱規程(特定個人情報等取扱規程など)のチェックを行っています。

残された時間が少ないので、ヒアリング項目としてはわずか。
●収集保管ツールの使用の有無
●給与計算ソフトの名称
●法定調書の作成ソフトの使用の有無
●雇用保険・社会保険等の書類作成の手順等
●本社以外からの業務の流れ
●その他、必要なこと(スミマセン、書けないこともあります)

なぜか、よく出てくるのが「通信経路の暗号化」。
で、お客様に確認しますと、「収集保管ツールの使用はしない」(=マイナンバーは紙の個人番号報告書!で行う)「E-Taxはしていない」(=税関係も紙ベースとか)「雇用保険・社会保険は紙ベースで申請」とのこと。

つまり、通信経路の暗号化を使うシーンがない。
私「将来的に、ネットワークで特定個人情報等をやり取りします?」
お客様「たぶん、しないですね。予算もないし。」
私「税金とか決算とか、税理士さんにどうやって見てもらってます?」
お客様「データ、持って帰ってもらってると思います。送ってないし。」
私「法定調書は、御社でやってましたよね?保険関係も紙ですよね?(確認の意で)」
お客様「ええ。でも、通信経路の暗号化は、簡単そうじゃないですか。」

『通信経路の暗号化』、その部分の規定は削除したかったのですが、お客様の強い希望により残すことになりました。
だいたい、社長様や経営者様でなく、人事総務のご担当者様=お客様なのですが、今回は意外と強気に出てこられます。

『通信経路の暗号化』いつか使われるのでしょうか。


おまかせください

マイナンバー制度のセミナー講師
安全管理措置コンサルティング・特定個人情報取扱規程の策定
『平成27年の年内対応します』

株式会社 戦略人事研究所

関係事業者:大阪社労士事務所では、マイナンバーの企業実務対応セミナーを開催しています。