管理職昇格の基準を作りたい

「管理職に昇格させるのに、もう少し客観的な基準を設けたいと思いまして。」
とは、スポットで業務をいただく企業の総務部長様から。

いつも思っているとおりを伝えました。
「管理職なら、マネジメント能力も必要ですが、本来業務以外の、ある程度の知識も必要ですね。」
「客観的に知識を計測するなら、ちょうど良い試験がありますよ。」

その検定・試験がこんな感じでしょうか。
●ビジネスマネジャー検定試験
商工会議所が主催する検定試験です。業種に関係なく、どの業種にでも通用します。最近できた検定です。企業側のメリットについては、商工会議所のホームページでご確認ください。
http://www.kentei.org/bijimane/

●衛生管理者免許
労働基準法と労働安全衛生法の基礎の部分を学習できます。労基署に届け出なければ、第二種で十分でしょう。

●ビジネス実務法務検定
こちらも商工会議所主催の検定試験です。会社法を含むビジネスで使うことのある法令を網羅しています。1級2級3級があります。

総務部長「検定や試験で、ですか。そればっかりじゃ困りますね。」
私「本来業務が一番ですが、管理職として知っておくべきこともありますから。合格うんぬんでなく、必要な知識ですよ。」

最近、パワハラや残業代の未払い、長時間労働、個人情報の取扱いなど、管理職の職務は何かと責任重大です。でも、管理職研修さえ受講させることができないなら、テキスト代・受験料くらいは補助しても良いのではないでしょうか。

総務部長「勤務時間内に勉強しても良いんですかね?」
私「管理職になったら自由ですけど、(こちらの企業様の場合)係長までなら勤務時間内は問題ですね。」
総務部長「今の若い人なら、家で勉強してても時間外手当を請求しそうですね。」
私「会社の管理監督下にありませんよ…。」


おまかせください

●各種「人事労務」テーマのセミナー講師
安全管理措置コンサルティング・特定個人情報取扱規程の策定
●無期転換・5年ルール対応コンサルティング

株式会社 戦略人事研究所

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