急成長中の企業における人材教育

先日、上場企業様の業務内容に関する勉強会に出席することがありました。マーケット名までは書けません。

業務内容に先立ち、企業概要の説明がありました。途中、業務内容の説明の中でもあったのが、「今年の4月にも新卒者の採用○○名です」と。採用者数が、従業員総数の約12分の1。現時点での従業員平均年齢は、意外にも30歳代前半、ごく普通のレベルです。
(小規模な、社歴の長い企業様だと、従業員の平均年齢40歳代半ばと言うこともありますね。シニア採用に重点を置いている企業様を除きます。)

これだけのボリュームがあれば、新入社員研修は、専門の講師を外部から呼んで一気にやってしまうのでしょう。商工会議所や同業者組合の新入社員研修を利用するのとは、全く違います。

そして、職場の上司・先輩から教えてもらうのが、OJT。
年齢も私のようなオッチャンは少なく、年齢も近いので、和気あいあいの雰囲気で進みます。そんな感じ。

が、ちょっと待ってください。
私が、その勉強会で感じたのは、「同質性」です。受講者が質問をしました、説明をしてくださる女性従業員さんが分からない部分はその上司も分からない。「あれ~」と思いました。

顧客とのやり取り、新規見込みの企業様からの質問は蓄積されていないのでしょうか。少しばかり疑問に感じました。

「上司、先輩のやり方」を真似れば、仕事もいただけるのだろうと思います。新卒社員に専門の分野を教育し、営業なり現場に投入する方が効率的でしょう。ある意味ニッチかつ価値があり、そして価格訴求力もあります。

事業ドメインに関しては、人事コンサルが言うべきことではありません。現在は直営オンリーだそうですが、今後はパートナー・代理店にも販路を広げるとか、そう説明がありました。

是非、一度、今まで使っているセミナー講師以外に、別の外部の講師を使ってみては?

こちらの上場企業様に、今必要な人材教育・カリキュラムは、何でしょうか?
私なら「自分自身で考えさせる」「担当の専門分野以外の専門分野の知識と知恵」「たこ焼きゲーム、東京ならもんじゃ焼き?お好み焼き?(たこ焼き屋をシミュレーション)」。

私も、シミュレートしています。
今回は、ためになることを教えて頂いた勉強会でした。人材教育は全く関係の無い内容でした。ありがとうございました。


おまかせください

●労働環境の改善コンサルティング・働き方改革の支援(長時間労働の見直し含む)
●各種「人事労務」テーマのセミナー講師
安全管理措置コンサルティング・特定個人情報取扱規程の策定
●マイナンバー監査サービス・内部監査対応
●無期転換・5年ルール対応コンサルティング

株式会社 戦略人事研究所

関係事業者:大阪社労士事務所では、無期転換対応セミナーを開催、ホワイト企業宣言(ROBINS法人台帳・経営労務診断)の支援をしています。