相撲協会のことを言う前に、ホンマは

ここ数か月間、大相撲の日本相撲協会のことで盛り上がりました。
それも、本場所のことではなく、不祥事や理事会のことで。

「公益財団法人だから、国民の皆に知る権利がある。」
公益財団法人は、結構ありますし、特殊法人も色々あります。例えば、ご近所にもありそうなのが商工会議所。別に商工会議所にも不祥事があるという訳ではありません。

「組織」を考えるにあたって、今回の相撲協会のことは少しは参考になるのではないでしょうか。
理事会(役員会)のあり方、ガバナンス、コンプライアンス、CSRなどなど。

中小零細企業であれば、株式会社・法人であっても、オーナー(株主)=代表取締役=社長ですから、個人商店と実態は何も変わりません。が、法令の定めで制限、組織運営をしなければいけない部分もあります。

「取締役会は、家族だけだから開催しても意味は無い。」
「ガバナンスって、何よ?」
「コンプライアンスは、上場企業だけでしょ。」
そう言われることも少なくないのですが、知らなくて良い・やらなくても良いとは限りません。

相撲協会をそのまま自社に置き換えることはできなくても、「自社なら、どう対応するのか」と頭の中で、あるいは紙の上にまとめることはできます。

例えば、社内有志の飲み会。
部長と課長と係長、合わせて数名の参加。課長の言動が気にくわない部長が、課長を殴った。暴行事件です。
「警察に届けますか、届けませんか?」

会社への報告は? 有志だから関係ない?
内々に処理して、外部には暴行事件のことは無かったことにしますか。でも、医者に行ったら、第3者行為ですから、色々訊かれますよ。自費診療にしますか?

企業内研修のテーマとしても面白い素材です。
「自社なら、どう対応するのか?」

相撲協会のことは、決して他人事ではありませんね。


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